2006年11月01日
懺悔
昨日まで東京に行っていたわけですが、そこで衝撃的な体験をし、納得のいかない結果に終わってしまったことに対して懺悔をさせて下さい。
あれは先週土曜日の夜10時半くらいでしたでしょうか。
外出先からホテルに戻るため、一人で電車に乗りました。
それほど混んでいなかったため、僕は椅子に座ることができたのです。
程なくして、隣の女性がハッとした表情で席を立ちました。
乗り過ごしかなと思いましたが、僕の顔を見て少し沈黙した後、こう言ったのです。
「止めてください」
女性は、隣に座っていた男性に向かって、はっきりとそう言いました。
女性「次の駅で降りてください。」
男性「・・・」
女性「あなた触ったでしょう。次の駅で降りてください。」
僕はあっけに取られていましたが、女性が僕の方を見て助けを求める目をしていたので、
「触られたんですか?」
そう言って席を立ち、男性の前に立ちました。
女性は男性を睨みつけながら、問い詰め続けました。
詳しい描写は避けますが、僕も女性と一緒に男性を問い詰めたり引張ったりしました。
前に座っている男性は酔っ払っているのか眠そうで、ただ「やってない」とだけ答えていたのですが、それを見て僕は、「本当にやっていないのかな」と一瞬考えてしまいました。
スーツに付けられたバッジを見て僕はこう思ったのです。
「僕は直接見たわけじゃないから、どちらが本当のことを言っているのかは分からない.」
「僕がこの人を強引に引っ張って駅員に差し出せば、この人の人生は終わってしまうかもしれない。」
正直このようなことが頭をよぎったのです。電車は混んでいたわけではないし、見たといって寄ってくる人も誰もいません。
そして、そうこうしているうちに、女性が黙ってしまい、しばらくして僕に言いました。
「もういいです。」
そう言った女性の目からは涙がこぼれ落ちていました。
僕は「いいんですか?」と聞き返しましたが、女性は、
「もういいです。ありがとうございました。」
こう言って電車を降りたのです。
その涙を見た瞬間、男性は本当に痴漢をしたんだなと思いました。
しかし、僕はどうしてよいかわからず、降りていく女性を黙って見送ったのです。
その後、下を向いたままの男性に、僕は一言も声をかけることができず、僕が電車を降りるまでの間、女性が落とした床の涙を見て、ただただ悔しい思いをしていました。
それから毎日そのことを思い出しては後悔しています。
もっとしっかり男性に対処すべきでした。あの女性が精神的にやられていたらどうしようとも思います。
男性はおそらく常習犯で、かわし方も慣れていたのでしょう。
僕はこのようなことは初めてで、立っている足が若干震えていたのを覚えています。
あの女性に心から謝罪したいと思います。
助けてあげられなくて申し訳ありませんでした。
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コメント(6)
はじめまして。
昔の話ですが、朝の通勤ラッシュで私も痴漢?の被害にあったのですが、最初は気が付かず、後ろ手に探って触れた手をひねり上げてしまったことがあります。そのとき、「ごめんよ」とその男性に言われたので、頭に血が上ってしまい、「次の駅で降りてよ!」としばらくもめたのです。そのとき、周りには多くの男性がいましたが、誰一人として助けてくれる方はいませんでした。手をひねり上げてる女性を助けようと思う方はいないでしょうけど。みんな新聞を読んだり、他のところを見てたり...通勤前に、余計なことに巻き込まれたくなかったのでしょうね。仕方がなかったと思います。でも、正直、怖かったです。結局、その腕を放した私は、怖さから次の駅で降りる必要もないのに電車を降りました。被害にあった女性のその後の気持ちはなんともいえませんが、sontokuさんが一緒に問い詰めてくれたことは、きっと心強かったのでは...
ARCHサンこんばんは。
東京では痴漢騒ぎを目撃することも多いのですね。
男性の方も無実の罪を着せられぬように、何らかの対策をする必要もありそうですよね。
satoサン初めまして。
誰も助けてくれなかったのは、仰るとおり時間がないので巻き込まれたくないと考えたサラリーマンが多かったのかもしれませんが、やはり、見ていないから確信を持てないという人もいたんだろうと思います。捕まった後で無実を証明したという話もたまに聞きます。しかし一度捕まると、大抵は職を失ってしまうでしょう。
非常に難しい問題だと思います。そこにつけ込む痴漢加害者は許せませんし、被害女性は辛いだろうと思います。
女性が痴漢を訴えていたら、助けてあげられるような男性が増えることが望ましいし、そういうことができる環境が整わなければならないのだろうと思います。
難しいですよね・・・対応。
でもそういう場合、助けを求める目を向けられても、巻き込まれたくなくて無視したり、逆に女性に対し責める口調になってしまう男性も結構いると聞きます。
だから、女性と一緒に男性を詰問してあげたsontokuの存在は、その時その女性にとって、すごい救いになったと思います。
わだサンありがとうございます。女性から言われると凄く救われる気がします。
まだあのときの女性の顔が忘れられないのですが、この反省を次回に活かしたいと思います。
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この前飛び乗った電車の車両が女性専用車両だと知らずにしばらく窓側に居て周りから白い目で見られていた自分が言える立場じゃないですが。痴漢は路線によって多いところがあるそうで、またやったやってないにしろ駅員さんに顔くらいは覚えさせておくのは良いかもしれませんね。この前、電車で女子高生に痴漢した男がいました。電車を降りて逃げようとしたところで、私も丁度降りる駅だったので捕まえに行こうしてたら痴漢された女子高生が痴漢した男性に跳び蹴りしてました。そのときにこの車両なら大丈夫かと思ってしまいました。この光景はもう3度ほど見てます。最近は見なくなりましたが、満員電車だけじゃなく、今は人が少ないところでも平気でする人がいるんですね。